[Column]アメリカ合衆国大統領はどれほど健康であるべき? How Healthy Should POUS Be?

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日刊ゲンダイのコラム「ニューヨークからお届けします」のキャッチアップ
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アメリカ合衆国大統領はどれほど健康であるべき?(9/29/2016)

記事もう一つ

応急治療薬が5倍以上 米国で薬の大幅値上げに反発広がる(9/22/2016)

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[連載コラム]ニュースではわからないアメリカ社会の変貌「日刊ゲンダイ・ニューヨークからお届けします!」記事アップデート

医療・健康という切り口で見ていくと、メインストリームのニュースには書いていないようなアメリカ社会の微妙な変化を読み取ることができて、書いている私もとても勉強になります。

写真をクリックすると記事一覧にジャンプします。(毎週水曜日発売号に掲載・ネットは木曜日更新)

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毎週日刊ゲンダイの医療・健康ページに連載しているコラム。
「日刊ゲンダイ・ニューヨークからお届けします!」

http://www.nikkan-gendai.com/articles/index/life/2514

 

[Blog]アメリカはどちらを選ぶ?未来に賭けるヒラリー対50年代をちらつかせるトランプ・・・移民の視点で見る大統領選

CNN.comの二人の写真ベスト・ショットかも?

CNN.comの二人の写真ベスト・ショットかも?

世の中というのは底辺から見る方がよくわかる、ありがたいことに私は有色人種で移民でハーレムという黒人居住区で黒人の家族と暮らしているので、今回の大統領選の構図がそうでない人よりも少しだけよく見えています。長いですが興味がある方は是非お読みください。

今回の大統領選は、アメリカが21世紀の未来を選ぶか、1950年の価値観に戻るのかの、まさに究極の選択だと思っています。

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[Radio] Real Hillary Clinton Please Stand Up! 真のヒラリーはいつ現れる? JFN-Day By Dy 7/29/16

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初の女性大統領誕生か否か、そのカギを握るのは、
ミレニアルズと呼ばれる若者層です。
前にも行ったかもわかりませんが、ミレニアルズというのは
アメリカの人口の約4分の1をしめる大世代グループ、大票田だから。
オバマ当選も彼らの力が大きかった。

でもこれもお伝えしたように、彼らが支持しているのは、
ヒラリーではなく、 指名争いで負けたバーニー・サンダース
彼らとしては、ここまで頑張ってきた政治革命を終わらせるのは許せない、
ヒラリーにだけは投票したくないという彼らに対して、
バーニーは「ここは結束してトランプを倒さなければ」と訴えていますが、
焼け石に水な感じ。

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とにかく彼らは怒っている。
貧富の差や失業、スチューデントローンの重圧、
自分たちの世代は政治に捨てられたと考えているからです。

でもヒラリーにはどうしても彼らの力が必要ですし、
おそらくヒラリー陣営が一番恐れているのは、バーニーがいない今、
彼らが投票に行かないことです。

そうすると投票率が下がる。

そうすると、 年長の保守の白人男性の、
一番ちゃんと投票に行く人たちの支持を受けている
共和党のトランプが勝つからです。

特にブルーカラーの白人で、失業や貧困は移民優遇政策やTPPのせい、
急激な時代の流れに取り残されたと感じている人たち、
もちろん、 女性が大統領になること自体に反感を持つ人もたくさんいます。

長く続いた白人男性主導のアメリカ社会が、
移民や有色人種、女性のパワーによって変わっていく危機感も彼らにはあります。
まさに時代の変わり目、 どう転がるかわからない選挙になっています。

そのトランプ候補、とにかくヒラリーに集中砲火を浴びせていますが、
今日の記者会見では「ロシアにヒラリーのメールをハックして欲しいくらいだ」
と言って、大きな波紋を呼びました。
大統領になろうとする者が、他国に対して自国民をスパイしろってどうなの?と
叩かれてはいますが、
結果として、ヒラリーの歴史的瞬間にまで、
ヘッドラインを持って行ってしまいました。

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とにかくトランプがすごいのは、根拠があってもなくても
「Crooked Hillary嘘つきヒラリー」と言い続ける。これがまたキャッチーというか、
まるで呪文のように、メディアを通じて有権者の頭に刷り込まれる。
こうやってヒラリーのイメージをトランプが作っていると言ってもいいくらいです。
メディアを手玉に取るトランプに対し、
これだけ実績と実力のあるヒラリーが苦戦するというのも、
メディア主導、イメージ先行の時代ならではの怖さがあると思います。

そのイメージを変えよう、ヒラリーを盛り立てようと、民主党大会には、
政界の重鎮からハリウッドセレブまで、連日すごい人たちが駆けつけています。
昨日はクリントン元大統領、今夜のオバマ大統領が素晴らしいスピーチをしました。
そして明日ヒラリー自身が何を語り、
真のヒラリー、等身大のヒラリーをどう見せることができるのかによって、
また流れが大きく変わるかもしれません。

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オマケ:アリシア・キーズが火曜日の最後に歌った「Superwoman」

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[Radio] トランプ夫人の「スピーチ盗作騒動」から「クイーン事件」まで共和党大会「観戦」レポートJFN-Day By Dy 7/22/16

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アメリカは今週も激動の1週間でした。またも銃の事件が起きた一方で、先週取り上げたPokemon GOも 引き続き大ヒット中、そしてたった今はクリーブランドで開催中の共和党大会で一色。

これがもう前代未聞のツッコミどころ満載で面白すぎる! 今日はそれをレポートします。

ここで復習すると、共和党大会というのは、共和党の大統領候補を正式に指名するイベントです。
党の重鎮や候補者の家族が登場し、党としての施策や候補者の人となりを語り、
4日間が終わる頃には、党として 選挙戦を戦う準備がしっかり整い、国民も候補者がある程度理解出来る・・・はずなんですが、ものすごく錯綜しています。

まず異端児トランプ候補というのが最大の理由で、共和党の重要人物、二人の前大統領含めたブッシュファミリーなどは異例の欠席。
でスピーチで登場する政治家たちは、民主党ヒラリー・クリントンの悪口ばかり。
3日目の今日は大物、元対抗馬のテッド・クルーズが登場したものの、トランプを支持しないスタンスを打ち出したためにブーイングになるなど、前代未聞の事態になっています。

しかし何と言っても今日の時点で、今年の共和党大会の伝説になりそうなのは、初日に起こったトランプ夫人のスピーチ盗作事件。スピーチの一部がオバマ夫人が8年前の党大会で話した内容と、そっくりということで大騒ぎになりました。

どのくらい似ているかというと、小学生が見てもわかる。明らかにコピペに見える。
左がミシェル夫人、右がメラニア・トランプ夫人のスピーチ。ハイライト部分を比べてみてください。

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そもそもメラニア夫人のスピーチはとても良かったので、この疑惑が持ち上がった時は、残念というか、対抗勢力からは「やっぱりね」というちょっとバカにして上から目線で見るような雰囲気もありました。だいたいこういう場のスピーチは、スピーチライターが書くか、本人が書いたものをスピーチライターが直したりチェックするのが当たり前。だから「スピーチライターがコピペしたんだじゃない?」「間抜けだよね」という噂が飛び交いました。一方で言葉をチェックしていなかったトランプ陣営の甘さも印象付けられてしまいました。

ところがそんな中トランプ側は 「偶然だよ。こんなの普通の言葉、誰でも使うでしょう、」と頑なに全面否定。ジャーナリストと押し問答になる場面も。

そして3日目になってようやく、スピーチライターがお詫びの声明を発表しました。「トランプ夫人が、こんな感じの話をしたい、とミシェル夫人のスピーチを例に出して言ってきたので、それをメモしてそのまま使ってしまったんですごめんなさい。」

ホンマかいな? ですが、認めて誤ったことでこの事件は一件落着。

ところがトランプ氏はこのスピーチライターに対して「うっかりミスだね、誰にでもミスはあるから仕方ない」と何だか急に優しいいい人になっているんです。
これまでトランプ候補が見せたことのないソフトな一面とメディアも驚きました。トランプ候補はこれまで女性の支持がとても低かったのですが、この事件が女性にアピールするソフトなイメージ作りに思わぬ貢献をするかもしれません。

そして 、もう一つ紹介しておきたいのがクイーン事件
彼らがトランプ登場シーンに使っている楽曲、アメリカ人なら誰でも知っているクイーンの大ヒット曲「WE ARE THE CHAMPIONS」なんですが、
クイーンからは「この曲を使ってほしくない」とクレームが来ています。
これを共和党大会で使うのは党のポリシーに反しています。なぜなら、
まず共和党は保守派ですから、移民に反対、銃規制反対、妊娠中絶にも反対、そしてLGBTゲイの権利拡大にも反対。

でもクイーンのこの曲を書いて歌った、故フレディー・マーキュリーは、音楽ファンなら誰でも知っている、ゲイです。トランプさんは知らなかったんでしょうね。そう、誰にでもミスはある!

ツッコミどころ満載の共和党大会、さて明日の最終日はいよいよ、トランプ候補自身が候補指名を受けてのスピーチが行なわれます。明日も一体何が起こるのか目が離せません!

オマケ:We Are The Champions / Queen

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医療・健康を通してアメリカを伝えるコラム「日刊ゲンダイ・ニューヨークからお届けします!」過去記事アップデート

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毎週日刊ゲンダイの医療・健康ページに連載しているコラムも1年以上! 久しぶりに過去記事リストを見るとなかなかのバラエティ(笑)医療・健康を通してアメリカ社会の現状を伝えようと頑張っています。もし興味のわくトピックがあれば写真または以下リンクから是非お読みください。

振れ幅の大きい内容にいつもおつきあいいただいている編集のWさん本当にありがとう!

「日刊ゲンダイ・ニューヨークからお届けします!」

http://www.nikkan-gendai.com/articles/index/life/2514

 

 

 

 

 

 

アメリカメディアはこう伝えた:NYでシンポジウム「拉致問題は人権問題」

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5月5日(火)ニューヨークで北朝鮮拉致問題を国際社会に訴える日本政府主催のシンポジウムが開かれました。

アメリカのヤフーニュース(AFP=英語)では「拉致問題は人権問題である」と改めて認識を新たにし、拉致を日本だけの問題ではなく国際問題として打ち出したことは、国連や国際社会からのさらなるサポートを得るための大きな一歩と伝えています。

私自身その場に立ち会って、未だ戻らない横田めぐみさんの弟さんの訴えに胸を打たれました。
世界のメディアの中心地でご両親に変わって発言したということは、この問題を若い世代がしっかりと引き継いで風化させないという強い意志表示でもあったそうです。

まさに拉致問題は世界規模の人権問題。ISISのように拉致をビジネスにして、新たな脅威をもたらしている人たちもいます。世界のあちらこちらであまりにも軽んじられている命。人間はやっとのことでここまで来たのに。私たちがどうやって「人権を手に入れたのか」その歴史を学び直すことも必要かもしれませんね。

シンポジウムの模様はフジテレビのニュースで見られます。(多分期間限定です)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00291833.html
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00291819.html