
Walter White, Jr. (RJ Mitte) – Breaking Bad
国勢調査によればアメリカ人の5人に1人は何らかの障害を抱えています。
そして、人種や性別で人を差別してはいけないのと同じように、
障害者への差別を禁じる法律が、26年前の1990年に制定されました。
それ以来ニューヨークの街も歩道の角の段差がなくなったり、廊下の水飲み場が低くなったり、トイレを車椅子用に広くしたり、かなりバリアフリーになってきています。
一方未だに遅れている部分もあります。
Walter White, Jr. (RJ Mitte) – Breaking Bad
国勢調査によればアメリカ人の5人に1人は何らかの障害を抱えています。
そして、人種や性別で人を差別してはいけないのと同じように、
障害者への差別を禁じる法律が、26年前の1990年に制定されました。
それ以来ニューヨークの街も歩道の角の段差がなくなったり、廊下の水飲み場が低くなったり、トイレを車椅子用に広くしたり、かなりバリアフリーになってきています。
一方未だに遅れている部分もあります。
Ocean Beach – Fire Island
マンハッタンは山手線の内側くらいの面積の「島」それを含むニューヨーク市南半分は大西洋に続く湾に面する長い海岸線。そんなニューヨークが直面しているのは、水害です。
2016年の大統領選に大きな影響を与えているミレニアルズをあらゆる角度から分析しています。日本の社会とどこが似ていてどう違うのか、これからの消費経済の潮流を読み解くヒントにもなります。ぜひご一読ください。
政治・大統領選、恋愛・結婚など様々なテーマでのバックナンバーもここからまとめてアクセスできます。
CNN.comの二人の写真ベスト・ショットかも?
世の中というのは底辺から見る方がよくわかる、ありがたいことに私は有色人種で移民でハーレムという黒人居住区で黒人の家族と暮らしているので、今回の大統領選の構図がそうでない人よりも少しだけよく見えています。長いですが興味がある方は是非お読みください。
今回の大統領選は、アメリカが21世紀の未来を選ぶか、1950年の価値観に戻るのかの、まさに究極の選択だと思っています。
初の女性大統領誕生か否か、そのカギを握るのは、
ミレニアルズと呼ばれる若者層です。
前にも行ったかもわかりませんが、ミレニアルズというのは
アメリカの人口の約4分の1をしめる大世代グループ、大票田だから。
オバマ当選も彼らの力が大きかった。
でもこれもお伝えしたように、彼らが支持しているのは、
ヒラリーではなく、 指名争いで負けたバーニー・サンダース。
彼らとしては、ここまで頑張ってきた政治革命を終わらせるのは許せない、
ヒラリーにだけは投票したくないという彼らに対して、
バーニーは「ここは結束してトランプを倒さなければ」と訴えていますが、
焼け石に水な感じ。
とにかく彼らは怒っている。
貧富の差や失業、スチューデントローンの重圧、
自分たちの世代は政治に捨てられたと考えているからです。
でもヒラリーにはどうしても彼らの力が必要ですし、
おそらくヒラリー陣営が一番恐れているのは、バーニーがいない今、
彼らが投票に行かないことです。
そうすると投票率が下がる。
そうすると、 年長の保守の白人男性の、
一番ちゃんと投票に行く人たちの支持を受けている
共和党のトランプが勝つからです。
特にブルーカラーの白人で、失業や貧困は移民優遇政策やTPPのせい、
急激な時代の流れに取り残されたと感じている人たち、
もちろん、 女性が大統領になること自体に反感を持つ人もたくさんいます。
長く続いた白人男性主導のアメリカ社会が、
移民や有色人種、女性のパワーによって変わっていく危機感も彼らにはあります。
まさに時代の変わり目、 どう転がるかわからない選挙になっています。
そのトランプ候補、とにかくヒラリーに集中砲火を浴びせていますが、
今日の記者会見では「ロシアにヒラリーのメールをハックして欲しいくらいだ」
と言って、大きな波紋を呼びました。
大統領になろうとする者が、他国に対して自国民をスパイしろってどうなの?と
叩かれてはいますが、
結果として、ヒラリーの歴史的瞬間にまで、
ヘッドラインを持って行ってしまいました。
とにかくトランプがすごいのは、根拠があってもなくても
「Crooked Hillary嘘つきヒラリー」と言い続ける。これがまたキャッチーというか、
まるで呪文のように、メディアを通じて有権者の頭に刷り込まれる。
こうやってヒラリーのイメージをトランプが作っていると言ってもいいくらいです。
メディアを手玉に取るトランプに対し、
これだけ実績と実力のあるヒラリーが苦戦するというのも、
メディア主導、イメージ先行の時代ならではの怖さがあると思います。
そのイメージを変えよう、ヒラリーを盛り立てようと、民主党大会には、
政界の重鎮からハリウッドセレブまで、連日すごい人たちが駆けつけています。
昨日はクリントン元大統領、今夜のオバマ大統領が素晴らしいスピーチをしました。
そして明日ヒラリー自身が何を語り、
真のヒラリー、等身大のヒラリーをどう見せることができるのかによって、
また流れが大きく変わるかもしれません。
オマケ:アリシア・キーズが火曜日の最後に歌った「Superwoman」
JFN Day By Dayの JFNオフィシャルサイト
http://www.jfn.jp/RadioShows/day
全国20局ネット
青森・岩手・秋田・山形・栃木・長野・福井・岐阜・滋賀・山陰・岡山・山口・徳島・高知・香川・大分・佐賀・長崎・鹿児島・宮崎
アメリカでは2042年までに白人は過半数を割りマイノリティとなる見込みです。その最大の理由は流入を続ける移民。アメリカ大統領選の行方をも左右する非常に大きな動きです。
一方エンタメの世界では多様な社会を反映する、人種民族的に多様な作品が期待される中、今年のアカデミー賞では「オスカーは白すぎる」という論争が巻き起こりました。ではブロードウェーはその課題にどう答えているのでしょうか? その台風の目は、史上最高16部門にノミネートされて現象となっているミュージカル「ハミルトン」、建国の父の物語でありながら、キャストのほとんどを有色人種が占めている異色の作品です。トニー賞を前に、演劇専門誌「アメリカン・シアター」の編集者でニューヨークタイムスなどにも寄稿している、アジア系アメリカ人ジャーナリスト、ディープ・トランに聞きました。
(c)LANDTV
JFN DAY BY DAYの電話レポートの原稿です、聞けなかった方是非読んでみてください。今日のキーワードは「NYジャパニーズ・グローカル」
ニューヨークではさぞや女性がパワフルなんだろうなーと想像されてます? まさにその通りなんですが・・・
ジャズの世界では? まだまだ男性が主導。
ところが先日行ったイベントは、
作曲家でビッグバンドリーダー4人が 登場。
そして、全員若い日本人女性!
しかもその全員が、ジャズのビッグバンド界では著名な賞をとったり、
ノミネートされている、これから期待の実力派ばかり!
中でも中心メンバーの宮嶋みぎわさん、
ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ(元サド・ジョーンズ=メル・ルイス・オーケストラ)という、アメリカでもトップのビッグバンドの、アルバムの副プロデューサーでもあります。
そしてヴァンガード・ジャズ・オーケストラと共に、
グラミー賞に2回もノミネートされているんです!
彼女たちのイベントのタイトルはそのものスバリ!
New York Japanese Women Jazz Composers!!
会場はブルックリンのライブハウス「Shapeshifter Lab」倉庫風のかっこいいスペース。
みぎわさんはじめ、4人が自分たちの曲を持ち回りで指揮するんですが、
ビッグバンドのメンバーがまたすごいです!
全員ニューヨークで大活躍している若手アメリカ人ミュージシャン。
(ヴァンガードオーケストラのメンバーも)そして全員男性。
これがですね、日本人の女性バンドリーダーが、アメリカ人の男たちを指揮している姿は
もうかっこいいの一言に尽きる!
その音楽がこれまた素晴らしい、
全員トッププレイヤーなので、かなり難しい譜面をほとんどリハなしでも、
楽しそうにバリバリ演奏!
その楽しさと緊張感が一緒に伝わってきて、音楽好きにはたまらない!
しかもこのイベント、ジャズにあまり馴染みがない人でも楽しめる仕掛けがされているんです。
まず、ビッグバンドの演奏にいきなりダンサーが登場!
かなり意外な展開だけど、これがエモーショナルな演奏にマッチして、かなり面白い。
(c)LANDTV
かと思うと、突然音楽と生花のコラボ。。
この池坊の師範は日本語が一言も話せないアジア系アメリカ人女性。
そして休憩時間には、酒マスターによる日本酒バーがオープン!
これは、必ずこうしたジャパンの要素を加えて、日米の交流に役立てようという
意図があるんですね。
会場の7割以上を占めたアメリカ人のお客さん、めちゃめちゃ楽しんでいました。
特に日本酒に長い列!
アメリカでは以前もお伝えした通り「Diversity(人種や性別などの多様性)」が
ますます注目されているので、彼らの活動これからが本当に楽しみですね!
ニューヨークで活躍する日本人女性ビッグバンドリーダーというと、秋吉敏子さんを連想しますが・・・そんなにたくさん若手の女性ビッグバンドリーダーがいるなんてびっくり!
実は彼ら全部で5人いて、ニューヨークで最も権威のあるビッグバンドのワークショップで、偶然出会ったのがきっかけで、一緒にやろう!ということになったそう。
・・・ なぜ女性ばかりが5人なのか、自分たちでも???とか。
一つ考えられるとしたら「ビッグバンドリーダーって大変。譜面書きからマネージメントまでかなり緻密な作業が要求される、女性はそういうのが得意なのかも?」ということでした!
この日のレポート終わりでプレイしたのは・・・
宮嶋みぎわさん作曲、指揮による「Drops into the sky」 」を
特別にこの日収録した音源をお借りして、ライブ感いっぱいでお届けしました!
NYJWJC:New York Japanese Women Jazz Composers
Founders
垣谷明日香(Kakitani Asuka, music director)、宮嶋みぎわ (producer)、大城奈緒美(Oshiro Naomi, director)
宮嶋みぎわさんのウェブサイト
http://www.miggymigiwa.net/
今日のキーワードは「Apology 謝罪」 JFN DAY BY DAY 5月26日(木)にレポートした内容です。
オバマ大統領がG7で日本にいますね。
中でも 大統領として戦後初めて訪問する広島で、何を語るのか・・・・原爆投下に関してホワイトハウスは「謝罪はない」と言っているが。実際にどうなのか?
そしてアメリカ人これをどう見ているのか?気になっている方もいるかもしれません。
がっかりさせてしまうかもしれませんが、実はこれに関する報道は今の所とても少ない、関心も薄い。
その最大の理由は、今大統領選の真っ只中だから。今日もカリフォルニアでトランプ支持者と反対派の衝突が大きなニュースに。泥仕合いになってきている選挙戦、国の未来がかかっているだけに、
アメリカには今過去を振り返っている余裕はないのかもしれません。
しかもオバマ大統領の任期はもう終わったも同然と思われている…これがアメリカの現実です。
でも数は少ないけれど、有識者層が読むNYタイムスとか、
サロン・ドットコムみたいなリベラルでオルタナティブなメディアでは
しっかり議論がなされている。それはちゃんとお伝えしたい 。
ここで…もうこれも皆さんご存知と思いますが、
一般のアメリカ人が原爆投下をどう考えているのか、
戦争終結のためには必要な行為だった、と考えている人が、
去年の時点(最新の統計)アメリカ人の45%
投下すべきでなかったという人の29%を上回っている。
しかし「必要だった」と考える数は年々減り続け、若い層では逆転している。
歴史は時代とともに解釈が変わるし、風化したというのもある、単純ではありません。
ただそういう中で、多くの有識者が訴えているのは、
原爆投下は何が何でもモラルに反することで、
たとえ戦争だからといって、許されるべきではない。
「謝罪することで歴史的事実を認めているというメッセージを送るべき。」ということなんです。
でも謝罪はそう簡単ではないことも、アメリカの歴史が語っています。
例えばアメリカには他にも 負の遺産がたくさんあるが、
その最たるものが奴隷制度です。
アメリカの歴史最大の汚点にして 最悪の犯罪とも言われる。
アフリカから 連れてきた黒人奴隷に
数百年に渡り過酷な労働を強いて、
数え切れない人が亡くなったのはもちろん、
そのおかげで今も多くの黒人が貧困の中で暮らし、
人種差別や偏見がアメリカ社会を蝕んでいる。
一方で彼らの無償の労働力のおかげで、国が豊かになり、
アメリカの今があることは誰もが知っている。
ところが 大統領も、政府としても、 これに
関して未だちゃんと謝罪していない。
奴隷解放から何年経っているのかというと・・・今年で151年。
誰もが歴史的事実を認めているのにもかかわらず、
「あやまる必要はない」という人が、
減ってきてはいるものの、アメリカ人の49%
あやまるべきという人の41%を上回っている。
謝ろうにも当事者がもう誰もいない、それに謝ったらじゃあ保証はどうするのかという問題も出てくる・・・
モラルを語りながらも、アメリカ人はこうした矛盾、ジレンマの中で生きている。
アメリカに限らず、どんな国でも大なり小なりこうした過ちを犯している。
特に強大であればあるほど負の遺産は大きい。
課題は残り続けますね・・・・
今日のTokyo FM TIMELINEで、ミレニアルズと大統領選について話しました。
ベースになっている東洋経済オンラインの記事は以下です。去年12月に掲載されたものですが、もっと詳しく知りたい方もぜひお読みください。(話した内容は近日中にテキストにしてアップしますね)
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?
http://toyokeizai.net/articles/-/96598?display=b
http://toyokeizai.net/articles/-/96599
アメリカンドリームが失われたと考えているアメリカ版さとり世代たちの真実は!?
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?
http://toyokeizai.net/articles/-/107361
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