2016年の大統領選に大きな影響を与えているミレニアルズをあらゆる角度から分析しています。日本の社会とどこが似ていてどう違うのか、これからの消費経済の潮流を読み解くヒントにもなります。ぜひご一読ください。
政治・大統領選、恋愛・結婚など様々なテーマでのバックナンバーもここからまとめてアクセスできます。
2016年の大統領選に大きな影響を与えているミレニアルズをあらゆる角度から分析しています。日本の社会とどこが似ていてどう違うのか、これからの消費経済の潮流を読み解くヒントにもなります。ぜひご一読ください。
政治・大統領選、恋愛・結婚など様々なテーマでのバックナンバーもここからまとめてアクセスできます。
医療・健康という切り口で見ていくと、メインストリームのニュースには書いていないようなアメリカ社会の微妙な変化を読み取ることができて、書いている私もとても勉強になります。
写真をクリックすると記事一覧にジャンプします。(毎週水曜日発売号に掲載・ネットは木曜日更新)
毎週日刊ゲンダイの医療・健康ページに連載しているコラム。
「日刊ゲンダイ・ニューヨークからお届けします!」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/index/life/2514
初の女性大統領誕生か否か、そのカギを握るのは、
ミレニアルズと呼ばれる若者層です。
前にも行ったかもわかりませんが、ミレニアルズというのは
アメリカの人口の約4分の1をしめる大世代グループ、大票田だから。
オバマ当選も彼らの力が大きかった。
でもこれもお伝えしたように、彼らが支持しているのは、
ヒラリーではなく、 指名争いで負けたバーニー・サンダース。
彼らとしては、ここまで頑張ってきた政治革命を終わらせるのは許せない、
ヒラリーにだけは投票したくないという彼らに対して、
バーニーは「ここは結束してトランプを倒さなければ」と訴えていますが、
焼け石に水な感じ。
とにかく彼らは怒っている。
貧富の差や失業、スチューデントローンの重圧、
自分たちの世代は政治に捨てられたと考えているからです。
でもヒラリーにはどうしても彼らの力が必要ですし、
おそらくヒラリー陣営が一番恐れているのは、バーニーがいない今、
彼らが投票に行かないことです。
そうすると投票率が下がる。
そうすると、 年長の保守の白人男性の、
一番ちゃんと投票に行く人たちの支持を受けている
共和党のトランプが勝つからです。
特にブルーカラーの白人で、失業や貧困は移民優遇政策やTPPのせい、
急激な時代の流れに取り残されたと感じている人たち、
もちろん、 女性が大統領になること自体に反感を持つ人もたくさんいます。
長く続いた白人男性主導のアメリカ社会が、
移民や有色人種、女性のパワーによって変わっていく危機感も彼らにはあります。
まさに時代の変わり目、 どう転がるかわからない選挙になっています。
そのトランプ候補、とにかくヒラリーに集中砲火を浴びせていますが、
今日の記者会見では「ロシアにヒラリーのメールをハックして欲しいくらいだ」
と言って、大きな波紋を呼びました。
大統領になろうとする者が、他国に対して自国民をスパイしろってどうなの?と
叩かれてはいますが、
結果として、ヒラリーの歴史的瞬間にまで、
ヘッドラインを持って行ってしまいました。
とにかくトランプがすごいのは、根拠があってもなくても
「Crooked Hillary嘘つきヒラリー」と言い続ける。これがまたキャッチーというか、
まるで呪文のように、メディアを通じて有権者の頭に刷り込まれる。
こうやってヒラリーのイメージをトランプが作っていると言ってもいいくらいです。
メディアを手玉に取るトランプに対し、
これだけ実績と実力のあるヒラリーが苦戦するというのも、
メディア主導、イメージ先行の時代ならではの怖さがあると思います。
そのイメージを変えよう、ヒラリーを盛り立てようと、民主党大会には、
政界の重鎮からハリウッドセレブまで、連日すごい人たちが駆けつけています。
昨日はクリントン元大統領、今夜のオバマ大統領が素晴らしいスピーチをしました。
そして明日ヒラリー自身が何を語り、
真のヒラリー、等身大のヒラリーをどう見せることができるのかによって、
また流れが大きく変わるかもしれません。
オマケ:アリシア・キーズが火曜日の最後に歌った「Superwoman」
JFN Day By Dayの JFNオフィシャルサイト
http://www.jfn.jp/RadioShows/day
全国20局ネット
青森・岩手・秋田・山形・栃木・長野・福井・岐阜・滋賀・山陰・岡山・山口・徳島・高知・香川・大分・佐賀・長崎・鹿児島・宮崎
毎週日刊ゲンダイの医療・健康ページに連載しているコラムも1年以上! 久しぶりに過去記事リストを見るとなかなかのバラエティ(笑)医療・健康を通してアメリカ社会の現状を伝えようと頑張っています。もし興味のわくトピックがあれば写真または以下リンクから是非お読みください。
振れ幅の大きい内容にいつもおつきあいいただいている編集のWさん本当にありがとう!
http://www.nikkan-gendai.com/articles/index/life/2514
今日のTokyo FM TIMELINEで、ミレニアルズと大統領選について話しました。
ベースになっている東洋経済オンラインの記事は以下です。去年12月に掲載されたものですが、もっと詳しく知りたい方もぜひお読みください。(話した内容は近日中にテキストにしてアップしますね)
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?
http://toyokeizai.net/articles/-/96598?display=b
http://toyokeizai.net/articles/-/96599
アメリカンドリームが失われたと考えているアメリカ版さとり世代たちの真実は!?
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?
http://toyokeizai.net/articles/-/107361
パート2
アメリカの食べ物はマズいというイメージを持っている人がいたら、それは20年前の話です。
今の若者はグルメではなくFoodie(フーディ) 食のトレンドに見る時代の潮流をデータと現状とともに分析しています。
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?
http://toyokeizai.net/articles/-/100043
http://toyokeizai.net/articles/-/100044
これも去年10月に書いた原稿、それでもアメリカ人はニューハンプシャーでのバーニー・サンダースの圧勝に驚いた。マスメディアも未だ持たざる若者の気持ちは拾い上げられていない。
「さとり世代」著者で博報堂若者研の原田曜平さんとこの秋から共著で不定期連載しています。
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?
http://toyokeizai.net/articles/-/96599
去年10月に書いた原稿・・・バーニー・サンダースの台頭を早くから予測できたのは、春に取材したミレニアルズのおかげです。「さとり世代」著者で博報堂若者研の原田曜平さんとこの秋から共著で不定期連載しています。
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?
http://toyokeizai.net/articles/-/96598?display=b
共著は「さとり世代」著者で博報堂若者研の原田曜平さんです。
この秋から不定期連載、その2回目。
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?
http://toyokeizai.net/articles/-/91643?display=b