
誰も見たことがない・・・なんて大げさな?
でも実際来年1月までソールドアウトしているってことはほとんど誰も見れていない、
セレブでさえ招待してもらえない・・・ダフ屋で買えば5万円から40万円なり。
ライオンキングやWIKIEDを超える空前の大ヒットとなっているその作品とは?
そう、噂のブロードウェー・ミュージカル「ハミルトン」
アレクサンダー・ハミルトンってわかりますか?ジョージ・ワシントンやトーマス・ジェファーソンなどと並ぶアメリカ建国の父。10ドル紙幣に顔が出ています。

貧しい生まれから身を起こして天才的な才能を発揮し、最後は決闘で打たれて亡くなるという大変ドラマチックな生涯を送った人です。
それをミュージカルにしたてたわけですが、なんとこれが「ヒップホップミュージカル!」
日本で言えば、大河ドラマをヒップホップでやっているようなものです。
去年の秋にブロードウェーで開幕して以来・・・
脚本はピュリツァー賞受賞
サントラはグラミー受賞、
ミュージカルの最高賞であるトニー賞、先週ノミネートが発表されましたが、
16部門ノミネートの、最多記録を打ち立てました。
最優秀ミュージカル賞は確実 全く敵なしという状況!

なぜこんなに評価が高いのか?
アメリカ建国の父たち、つまり白人の物語をヒップホップにするというアイデア勝利!
作品としても最高のものになっている。クリエイターで主役のハミルトンを演じる リン・マニュエル・ミランダの天才的な腕前。
そしてもう一つ評価の理由は
本来ならば白人の役を演じているのは全員白人以外、つまり黒人とかヒスパニックなどのマイノリティだということ。
ミランダ自身は、この設定にすることで、ハミルトンが現代にも通じる物語だということを
明確にしたかった、とコメントしていますが・・・

実はここにアメリカの今を象徴する、大変大きな時代なキーワードが隠されています。
それは・・・Diversity=多様性
アメリカ人は人種民族的にどんどん多様化しています。
例えば去年生まれた赤ちゃんの半分以上は白人以外のマイノリティ(ヒスパニック、黒人、アジア人などなど)
移民も増加していて、たった今のアメリカでは白人以外の人口が4割に迫る勢い、これが2060年には6割を超えて、白人が少数派になる見込みです。
でもそういう実態をハリウッド映画などは反映していないから「アカデミー賞が白すぎる」と批判を受けている。
アメリカの現状をしっかりと受け止め、あらゆる人が平等に楽しめる作品を作るべき!
というのが時代の潮流。
そんな中で、ブロードウェーがあるニューヨークはもともと人種のるつぼだけに、
こっちは先をいってるぞという誇りを持って「ハミルトン」を盛り立てている部分も。
あらゆる意味で歴史を塗り替える革命的な作品です。
そんなハミルトンを見る方法が実はある!

水曜午後の抽選会に集まった人々
水曜日の午後12時に劇場前に行くと その日の午後公園の最前列21席を
たったの10ドルで見れる抽選会がある。その抽選のキャストが私服のまま路上パフォーマンスしてくれる! 外れても楽しめる。
ニューヨークに行ったらお見逃しなく!!