日本をネタにして撃沈?トランプ候補〜第一回米大統領選テレビ討論会What Did Donald Trump talk about Japan?

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ニューヨーク急に肌寒くなりましたが、アメリカは政治の季節が満開!
今週月曜日、11月の大統領選に向けたテレビ討論会が開かれ、
大統領選の討論会としては史上最高の視聴者、
8400万人つまり国民の4人に一人以上が見たことになり、これはアメリカで毎年最高視聴率を記録するアメフト中継スーパーボウルに迫る数字。

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[Radio] Real Hillary Clinton Please Stand Up! 真のヒラリーはいつ現れる? JFN-Day By Dy 7/29/16

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初の女性大統領誕生か否か、そのカギを握るのは、
ミレニアルズと呼ばれる若者層です。
前にも行ったかもわかりませんが、ミレニアルズというのは
アメリカの人口の約4分の1をしめる大世代グループ、大票田だから。
オバマ当選も彼らの力が大きかった。

でもこれもお伝えしたように、彼らが支持しているのは、
ヒラリーではなく、 指名争いで負けたバーニー・サンダース
彼らとしては、ここまで頑張ってきた政治革命を終わらせるのは許せない、
ヒラリーにだけは投票したくないという彼らに対して、
バーニーは「ここは結束してトランプを倒さなければ」と訴えていますが、
焼け石に水な感じ。

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とにかく彼らは怒っている。
貧富の差や失業、スチューデントローンの重圧、
自分たちの世代は政治に捨てられたと考えているからです。

でもヒラリーにはどうしても彼らの力が必要ですし、
おそらくヒラリー陣営が一番恐れているのは、バーニーがいない今、
彼らが投票に行かないことです。

そうすると投票率が下がる。

そうすると、 年長の保守の白人男性の、
一番ちゃんと投票に行く人たちの支持を受けている
共和党のトランプが勝つからです。

特にブルーカラーの白人で、失業や貧困は移民優遇政策やTPPのせい、
急激な時代の流れに取り残されたと感じている人たち、
もちろん、 女性が大統領になること自体に反感を持つ人もたくさんいます。

長く続いた白人男性主導のアメリカ社会が、
移民や有色人種、女性のパワーによって変わっていく危機感も彼らにはあります。
まさに時代の変わり目、 どう転がるかわからない選挙になっています。

そのトランプ候補、とにかくヒラリーに集中砲火を浴びせていますが、
今日の記者会見では「ロシアにヒラリーのメールをハックして欲しいくらいだ」
と言って、大きな波紋を呼びました。
大統領になろうとする者が、他国に対して自国民をスパイしろってどうなの?と
叩かれてはいますが、
結果として、ヒラリーの歴史的瞬間にまで、
ヘッドラインを持って行ってしまいました。

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とにかくトランプがすごいのは、根拠があってもなくても
「Crooked Hillary嘘つきヒラリー」と言い続ける。これがまたキャッチーというか、
まるで呪文のように、メディアを通じて有権者の頭に刷り込まれる。
こうやってヒラリーのイメージをトランプが作っていると言ってもいいくらいです。
メディアを手玉に取るトランプに対し、
これだけ実績と実力のあるヒラリーが苦戦するというのも、
メディア主導、イメージ先行の時代ならではの怖さがあると思います。

そのイメージを変えよう、ヒラリーを盛り立てようと、民主党大会には、
政界の重鎮からハリウッドセレブまで、連日すごい人たちが駆けつけています。
昨日はクリントン元大統領、今夜のオバマ大統領が素晴らしいスピーチをしました。
そして明日ヒラリー自身が何を語り、
真のヒラリー、等身大のヒラリーをどう見せることができるのかによって、
また流れが大きく変わるかもしれません。

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オマケ:アリシア・キーズが火曜日の最後に歌った「Superwoman」

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[Radio] トランプ夫人の「スピーチ盗作騒動」から「クイーン事件」まで共和党大会「観戦」レポートJFN-Day By Dy 7/22/16

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アメリカは今週も激動の1週間でした。またも銃の事件が起きた一方で、先週取り上げたPokemon GOも 引き続き大ヒット中、そしてたった今はクリーブランドで開催中の共和党大会で一色。

これがもう前代未聞のツッコミどころ満載で面白すぎる! 今日はそれをレポートします。

ここで復習すると、共和党大会というのは、共和党の大統領候補を正式に指名するイベントです。
党の重鎮や候補者の家族が登場し、党としての施策や候補者の人となりを語り、
4日間が終わる頃には、党として 選挙戦を戦う準備がしっかり整い、国民も候補者がある程度理解出来る・・・はずなんですが、ものすごく錯綜しています。

まず異端児トランプ候補というのが最大の理由で、共和党の重要人物、二人の前大統領含めたブッシュファミリーなどは異例の欠席。
でスピーチで登場する政治家たちは、民主党ヒラリー・クリントンの悪口ばかり。
3日目の今日は大物、元対抗馬のテッド・クルーズが登場したものの、トランプを支持しないスタンスを打ち出したためにブーイングになるなど、前代未聞の事態になっています。

しかし何と言っても今日の時点で、今年の共和党大会の伝説になりそうなのは、初日に起こったトランプ夫人のスピーチ盗作事件。スピーチの一部がオバマ夫人が8年前の党大会で話した内容と、そっくりということで大騒ぎになりました。

どのくらい似ているかというと、小学生が見てもわかる。明らかにコピペに見える。
左がミシェル夫人、右がメラニア・トランプ夫人のスピーチ。ハイライト部分を比べてみてください。

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そもそもメラニア夫人のスピーチはとても良かったので、この疑惑が持ち上がった時は、残念というか、対抗勢力からは「やっぱりね」というちょっとバカにして上から目線で見るような雰囲気もありました。だいたいこういう場のスピーチは、スピーチライターが書くか、本人が書いたものをスピーチライターが直したりチェックするのが当たり前。だから「スピーチライターがコピペしたんだじゃない?」「間抜けだよね」という噂が飛び交いました。一方で言葉をチェックしていなかったトランプ陣営の甘さも印象付けられてしまいました。

ところがそんな中トランプ側は 「偶然だよ。こんなの普通の言葉、誰でも使うでしょう、」と頑なに全面否定。ジャーナリストと押し問答になる場面も。

そして3日目になってようやく、スピーチライターがお詫びの声明を発表しました。「トランプ夫人が、こんな感じの話をしたい、とミシェル夫人のスピーチを例に出して言ってきたので、それをメモしてそのまま使ってしまったんですごめんなさい。」

ホンマかいな? ですが、認めて誤ったことでこの事件は一件落着。

ところがトランプ氏はこのスピーチライターに対して「うっかりミスだね、誰にでもミスはあるから仕方ない」と何だか急に優しいいい人になっているんです。
これまでトランプ候補が見せたことのないソフトな一面とメディアも驚きました。トランプ候補はこれまで女性の支持がとても低かったのですが、この事件が女性にアピールするソフトなイメージ作りに思わぬ貢献をするかもしれません。

そして 、もう一つ紹介しておきたいのがクイーン事件
彼らがトランプ登場シーンに使っている楽曲、アメリカ人なら誰でも知っているクイーンの大ヒット曲「WE ARE THE CHAMPIONS」なんですが、
クイーンからは「この曲を使ってほしくない」とクレームが来ています。
これを共和党大会で使うのは党のポリシーに反しています。なぜなら、
まず共和党は保守派ですから、移民に反対、銃規制反対、妊娠中絶にも反対、そしてLGBTゲイの権利拡大にも反対。

でもクイーンのこの曲を書いて歌った、故フレディー・マーキュリーは、音楽ファンなら誰でも知っている、ゲイです。トランプさんは知らなかったんでしょうね。そう、誰にでもミスはある!

ツッコミどころ満載の共和党大会、さて明日の最終日はいよいよ、トランプ候補自身が候補指名を受けてのスピーチが行なわれます。明日も一体何が起こるのか目が離せません!

オマケ:We Are The Champions / Queen

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[Radio]大統領選を変えるミレニアルズとは? TOKYO FM TIMELINE

 

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今日のTokyo FM TIMELINEで、ミレニアルズと大統領選について話しました。
ベースになっている東洋経済オンラインの記事は以下です。去年12月に掲載されたものですが、もっと詳しく知りたい方もぜひお読みください。(話した内容は近日中にテキストにしてアップしますね)

かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?


大統領選は「米国版さとり世代」次第で動く!

なぜ彼らは民主党リベラルを推すのか?

http://toyokeizai.net/articles/-/96598?display=b

 

http://toyokeizai.net/articles/-/96599

 

 

ミレニアルズ5回目(政治編その2)東洋経済オンライン2015年12月27日: 米大統領選、若者たちの心をつかむのは誰か サンダース人気の一方でトランプも浮上

これも去年10月に書いた原稿、それでもアメリカ人はニューハンプシャーでのバーニー・サンダースの圧勝に驚いた。マスメディアも未だ持たざる若者の気持ちは拾い上げられていない。

 

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その1も良かったらお読みください

「さとり世代」著者で博報堂若者研の原田曜平さんとこの秋から共著で不定期連載しています。
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?

第5回 

http://toyokeizai.net/articles/-/96599

 

 

ミレニアルズ4回目(政治編)東洋経済オンライン2015年12月23日: 大統領選は「米国版さとり世代」次第で動く! なぜ彼らは民主党リベラルを推すのか?

去年10月に書いた原稿・・・バーニー・サンダースの台頭を早くから予測できたのは、春に取材したミレニアルズのおかげです。「さとり世代」著者で博報堂若者研の原田曜平さんとこの秋から共著で不定期連載しています。
かつてのアメリカのイメージを覆す巨大な世代グループが、アメリカ人口の4分の1を擁する「ミレニアルズ世代」。18〜35歳のパワフルなグループはアメリカをどう変えているのか?

Screen Shot 2016-02-09 at 9.30.57 AM

第5回 

大統領選は「米国版さとり世代」次第で動く!

なぜ彼らは民主党リベラルを推すのか?

http://toyokeizai.net/articles/-/96598?display=b