[Radio] 振り返り&大予想!2020年「スーパーマリオリンピック」にアメリカ人は果たして萌えるか?

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「アメリカはメダルを121個も取るんだから、相当盛り上がるんでしょうね?」とよく聞かれます。盛り上がってないわけではないのですが、日本のように国民が一体となって応援する雰囲気はありません。

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[Radio]やってみて実感!Pokemon Go現象レポート: JFN Day By Day 7/15/16

7/11月曜日の地元紙1面に登場

7/11月曜日の地元紙1面に登場

先週先日から今週にかけて激動の1週間、
日本では参院選、アメリカでは 銃の事件が立て続けに起き、
目まぐるしく世の中が動いているのを感じます。
そしてたった今アメリカで現象になっているのは、
あの日本発のポケモンのアプリ POKEMON GO

Augmented Reality 日本語では拡張現実?のゲーム
スマホを持って街を歩くと、あちらこちらに色々なポケモンが次々現れて、
それをカプセルにキャッチする。
ユーザー同士で勝負したりもできるゲームです。

アメリカで先週水曜日にリリースされたこのアプリ、
ダウンロードがおととい(7/11)の時点で750万を超え、もちろんチャートのトップ
さらに1日1億6千万円以上を売り上げ 、おかげでNINTENDOの株価が25%上昇したそうです。

ニューヨークでは特にセントラルパークにポケモンがいっぱいいる、
という情報を得て行ってみました。もちろんアプリをダウンロードしていきました。

その結果わかったのは・・・

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  • ポケモンが結構すぐ見つかる

近くにいるとアラームが鳴る
すると目の前にぴょん!とポケモンが! もちろんスマホの中だけどかなりのリアル感
それをカプセルでキャッチ!! そして少し歩くとまたいる・・・・これはハマる。

  • 気がつくと周りにプレイヤーがいっぱいいる

高校生や大学生、男子が多い。子供の頃からポケモンで育った世代。
グループもいるし、ソロプレイヤーも結構多い、親のスマホで一緒に遊んでる子供も。

グループも

3人組

二人組

二人組

グループではなくあくまでソロ

この3人はグループではなくあくまでソロ

  • ポケモンはセントラルパークだけじゃない、街のあらゆるところにいる。

例えばミュージアム、先日サイレントディスコで紹介したメトロポリタン美術館にもいるし、やショップやレストランなど、ポケモンがいるところには人が押し寄せるから
商売も繁盛! 思わぬ経済効果が生まれています。
一方で911メモリアル記念碑のようなふさわしくない場所に人が集まりすぎて、
問題にもなっています。

  • この異常事態に全米の警察が注意を呼びかけ

結局歩きスマホ・・・ポケモンは路上や地下鉄のホームにもいるので、
事故に十分注意するよう呼びかけ

NYPD19分署はTWITTERで注意を呼びかけ

NYPD19分署はTWITTERで注意を呼びかけ

  • そしてポケモンGOをやってみて気づいたのは、

これアメリカ人の肥満を解消するかも?:
とにかくものすごく歩いてしまう。気づいたら10,000歩近かった!
いつもはインドアにいるオタクを外に連れ出した功績は大きい!
これは国民の7割が太りすぎのアメリカを救うのでは?とまで言われている。
ぜひ彼らが飽きないように、ヒットを続けて欲しいものです。

 

オマケ:
Pokemon Go効果で、
18年前に始まったアメリカ版アニメのテーマが今Spotifyで大ヒット中!

JFN Day By Dayの JFNオフィシャルサイト
http://www.jfn.jp/RadioShows/day

全国20局ネット
青森・岩手・秋田・山形・栃木・長野・福井・岐阜・滋賀・山陰・岡山・山口・徳島・高知・香川・大分・佐賀・長崎・鹿児島・宮崎

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[Radio]日本の包丁でアメリカの食を変える川野作織さん: JFN Day By Day

Saori Kawano wi/Marcus Samuelsson

Saori Kawano wi/Marcus Samuelsson

7/4 独立記念日の3連休、人によっては4連休でした。バーベキューしたり、ビーチに出かけたり思い切り遊んだ後、今週はみんな疲れて仕事もスロー。その上熱波が来ていてグッタリ・・・

こういう暑い日は美味しいご飯を食べて元気を出すのは万国共通!というわけで今日はNYから食べ物の話題「食のエジュテインメント」です。

先日こんなイベントがありました。
ニューヨークのジャパンソサエティという日本文化の発信拠点で開催されたトークショー。
タイトルはChef’s Choice「ニューヨークのセレブシェフが語る、日本食の影響」

ゲストで登場した二人のセレブシェフがすごい!
まずマーカス・サミュエルソン、テレビやイベントに 登場しまくっている、
飛ぶ鳥を落とす勢いのセレブシェフ。
そしてもう一人のマイケル・アンソニーは、「グラマシー・タバーン」という
ニューヨークで最も革新的でステータスが高いレストランのシェフ。

アメリカのレストラン業界で最も影響力のある二人ですが、
主役は別にいました。二人が囲んだ日本人女性です。
川野作織(さおり)さん、
彼女はシェフではありません。日本の包丁を販売する会社の社長さんです。

この日本の包丁が今大注目を浴びています。

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L to R Don Gabor, Michael Anthony, Saori Kawano, Marcus Samuelsso

例えば業界紙や食専門のウェブサイトで、

有名シェフが使うお気に入りのナイフは? という記事があると、
その8割以上は日本製の「包丁」です。

実はこれはすごいこと! というのも、
つい最近まで、有名レストランのキッチンでは
フランスやドイツ製ナイフだけしか、使われていませんでした。
家庭ではまだまだアメリカ製が主流。
大きなお肉の塊を着るには、重くて丈夫な西洋の包丁が適しているからです。
でもそれも変わるかもしれません。

その仕掛け人が、川野作織さんです。
作織さんは1978年にアメリカに渡り、82年に「KORIN」という会社を創業、
日本の包丁を、日本人経営のお寿司屋さんやレストランにおろす仕事を始めました。
最初は小さなビジネスだったのが、90年代にスシブームが始まり、
お寿司屋さんが増えて、包丁も売れるようになりました。
太くて重い西洋の包丁では、繊細なスシネタを薄く切ることはできないから。

でも作織さんがすごかったのは、営業先を日本食以外のアメリカのレストランにも向けたこと。
でも当時のアメリカ人シェフは日本の包丁について何も知らない、
西洋の包丁とは大きく違うから使いこなせない、その結果「売れない」。
そこで作織さんは、
日本の包丁の使い方や手入れの仕方をレストランに出張して教えることにしました。

おかげでもともと日本食に強い興味を持っていたセレブシェフたちが、
日本の包丁の虜になったのです。

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Michael Anthony and Saori Kawano

シェフのマイケル・アンソニーは、様々な日本の包丁を使いこなすことで、
もっと正確にデリケートに食材を切れるようになったと語っています。
つまり日本の包丁が彼らの食のクリエイティビティを広げているんです。
同時進行で、日本の食材やテクニックも西洋の料理にどんどん取り込まれています。

そして、こうしたセレブシェフの影響で、アメリカでは一般人の間でもお料理ブーム。
家庭でお寿司を作ってみたいという人もいて、
本格的な日本の包丁に興味を持つ人も増えています。

まさに日本の包丁がアメリカの食を変える、触媒のようになっています。
そして、さらに日本の食を広めるために作織さんはセレブシェフたちと組んで、
色々な取り組みをしています。

その一つがThe Gohan Societyという非営利団体。
日本食に興味があってもなかなかその本場まで行く機会のない若いシェフを、交換留学の形で日本に送るという初めての試みで、日米の食の交流に大きく貢献しています。その活動にマイケル・アンソニーらセレブシェフがこぞって協力しています。

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もう一つは作織さんが最近出版した本「Chef’s Choice

22人のシェフら食のプロ達が、自分たちが日本食からどれほど影響を受けているのかを、料理や食材、ツールなどを例にとって語っています。英語の本ですが日本のアマゾンでも買えるようなので、興味のある方はぜひ。

 

JFN Day By Day ネット20局のリストなどはJFNオフィシャルサイトから
http://www.jfn.jp/RadioShows/day

5月以降の情報は新JFNアプリJFN PARKからどうぞ!!
http://www.jfn.co.jp/park/

 

 

[Radio]ブラボー!宮嶋みぎわさん&New York Japanese Women Jazz Composers!!

(c)LANDTV

(c)LANDTV

JFN DAY BY DAYの電話レポートの原稿です、聞けなかった方是非読んでみてください。今日のキーワードは「NYジャパニーズ・グローカル」

グラミー賞に2度ノミネートされた日本人女性がプロデュースするジャズイベント

ニューヨークではさぞや女性がパワフルなんだろうなーと想像されてます? まさにその通りなんですが・・・

ジャズの世界では? まだまだ男性が主導。

ところが先日行ったイベントは、
作曲家でビッグバンドリーダー4人が 登場。
そして、全員若い日本人女性

しかもその全員が、ジャズのビッグバンド界では著名な賞をとったり、
ノミネートされている、これから期待の実力派ばかり!

中でも中心メンバーの宮嶋みぎわさん
ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ(元サド・ジョーンズ=メル・ルイス・オーケストラ)という、アメリカでもトップのビッグバンドの、アルバムの副プロデューサーでもあります。

そしてヴァンガード・ジャズ・オーケストラと共に、
グラミー賞に2回もノミネートされているんです!

彼女たちのイベントのタイトルはそのものスバリ!
New York Japanese Women Jazz Composers!!

 会場はブルックリンのライブハウス「Shapeshifter Lab」倉庫風のかっこいいスペース。

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 みぎわさんはじめ、4人が自分たちの曲を持ち回りで指揮するんですが、
ビッグバンドのメンバーがまたすごいです!
全員ニューヨークで大活躍している若手アメリカ人ミュージシャン。
(ヴァンガードオーケストラのメンバーも)そして全員男性

これがですね、日本人の女性バンドリーダーが、アメリカ人の男たちを指揮している姿は
もうかっこいいの一言に尽きる!

その音楽がこれまた素晴らしい、
全員トッププレイヤーなので、かなり難しい譜面をほとんどリハなしでも、
楽しそうにバリバリ演奏!
その楽しさと緊張感が一緒に伝わってきて、音楽好きにはたまらない!

しかもこのイベント、ジャズにあまり馴染みがない人でも楽しめる仕掛けがされているんです。

まず、ビッグバンドの演奏にいきなりダンサーが登場!
かなり意外な展開だけど、これがエモーショナルな演奏にマッチして、かなり面白い。

(c)LANDTV

(c)LANDTV

かと思うと、突然音楽と生花のコラボ。。
この池坊の師範は日本語が一言も話せないアジア系アメリカ人女性。

そして休憩時間には、酒マスターによる日本酒バーがオープン!

これは、必ずこうしたジャパンの要素を加えて、日米の交流に役立てようという
意図があるんですね。

会場の7割以上を占めたアメリカ人のお客さん、めちゃめちゃ楽しんでいました。
特に日本酒に長い列!

アメリカでは以前もお伝えした通り「Diversity(人種や性別などの多様性)」が
ますます注目されているので、彼らの活動これからが本当に楽しみですね!

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ニューヨークで活躍する日本人女性ビッグバンドリーダーというと、秋吉敏子さんを連想しますが・・・そんなにたくさん若手の女性ビッグバンドリーダーがいるなんてびっくり!

実は彼ら全部で5人いて、ニューヨークで最も権威のあるビッグバンドのワークショップで、偶然出会ったのがきっかけで、一緒にやろう!ということになったそう。

・・・ なぜ女性ばかりが5人なのか、自分たちでも???とか。

一つ考えられるとしたら「ビッグバンドリーダーって大変。譜面書きからマネージメントまでかなり緻密な作業が要求される、女性はそういうのが得意なのかも?」ということでした!

この日のレポート終わりでプレイしたのは・・・
宮嶋みぎわさん作曲、指揮による「Drops into the sky」       」を
特別にこの日収録した音源をお借りして、ライブ感いっぱいでお届けしました!

JFN DAY BY DAYのオフィシャルサイト

 

NYJWJC:New York Japanese Women Jazz Composers
Founders
垣谷明日香(Kakitani Asuka, music director)、宮嶋みぎわ (producer)、大城奈緒美(Oshiro Naomi, director)

日曜日に参加した作曲家の名前(あいうえお順)
植田典子(ベーシスト作曲家)BMIチャーリー・パーカーアワード優勝者
垣谷明日香(作曲家)BMIチャーリー・パーカーアワード優勝者
宮嶋みぎわ(ピアニスト・作曲家)グラミーノミニー・BMIチャーリー・パーカーアワード・ファイナリスト
メグ・オークラ(ヴァイオリン奏者・作曲家)グラミーノミニー
その他日曜日参加したのは・・・
・18人編成の「SAKURAジャズ・オーケストラ」(このプロジェクトのために編成)
・ダンス:AKDance 代表亀井彩花
・生花:池坊流師範ポーラ・タム
・日本酒:酒マスター木下かずひろ
・専属デザイナー:吉田紗知子
(c)Kengo Osaka

(c)Kengo Osaka

宮嶋みぎわさんのウェブサイト
http://www.miggymigiwa.net/

 

 

 

[月刊美楽2月号]守らないで勝つ?シェア力の時代〜ジャスティン・ビーバーとPSYの共通点

今世界的に一番ホットなアーティストはとにかく「シェア力」のすごさに尽きる! というコラム

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フラワーズではジャスティン・ビーバーのコンサートレポートもやりました、こちらのページからどうぞ 音声はこちらから!

日本の未来を考える雑誌「美楽」。内外の識者による未来への提案をぜひお読みください。
http://bigaku.asia/top.html

[Radio-JFN Flowers]日本文化の伝道師Danny Chooダニー・チュー

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ENGLISH Go Samuraibeatradio.com video interview with English subtitles.

ロンドン生まれ、日本のポップカルチャーに魅了されて日本に移住、今は東京から情報発信、世界の若者に愛され信頼されているダニー・チューさん、

いったい何が彼をそこまで駆り立てるのか? 去年のコミコンのインタビュー、その他のエントリーをまとめました。

JFNフラワーズのオフィシャルブログ

http://www2.jfn.co.jp/blog/wfn/2012/11/post_489.html

vintageradio音声はここから

http://www2.jfn.co.jp/blog/wfn/2012/11/web_356.html

SamuraiBeatRadio.comでは英語字幕付きインタビューがビデオで見れます!

こちら「美楽」の記事はもう少し違う、クールジャパンの課題などビジネス的な視点も含めた切り口で紹介。

[月刊美楽1月号]ダニー・チュー:オタク文化の伝道師が語るクールジャパンの課題とは?

JFNフラワーズでも放送した、ダニー・チューさんが考える「クールジャパン」と文化輸出ビジネス。

フラワーズでは音声も聞けます、こちらのページからどうぞ

Megumi_Shelley_Jan2013-page-001

日本の未来を考える雑誌「美楽」。内外の識者による未来への提案をぜひお読みください。
http://bigaku.asia/top.html